病院で亡くなったら

準備を行う必要がある

家族葬をしたい方がまず考えるべきことは病院でなくなったときにどうするのかだ。
現代は家庭内で死を迎えることはほとんどなくなっており、多くのケースでは病院のベッドのうえでなくなってしまうことが多い。
ずっと闘病生活を続けていて、ついになくなってしまったときには、遺族は気落ちしてしまうことが多いのだが、早めに葬儀の準備を始めなければいけない。

遺族以外に葬儀の準備をする人はいないため、すぐに対処を開始する必要があるのだ。
まずは医師からご臨終したことが告げられるのだが、告知の仕方は病院ごとに異なっている。
末期の水というお別れの儀礼をすることが多いのですが、浄土真宗の場合はこれはしないこととされているため注意しよう。

この段階で葬儀社に急いで連絡をしておくことによって、遺体を搬送してもらえる。
もし葬儀社の準備をしていない場合には、病院側から紹介された業者を利用するのが一般的だ。
しかし、病院の出入り業者は料金が高いことが多いため、あらかじめ自分達で用意しておくことをおすすめする。

次に行うのは遺体の湯灌や清拭、見繕い、死化粧といったエンゼルケアだ。
これらは病院側が行ってくれることが多いのだが、死化粧についてはやってくれない病院もあるため確認しておこう。
これらは保険適用外となっているため、1万円から5万円程度の費用がかかってしまう。

エンバーミングを受ける

エンゼルケアと混同されることが多いのだがエンバーミングをするケースもある。
これは遺体衛生保存方法であり、遺体をキレイな状態に保存するための方法だ。
特に都心部においては火葬場の数が限られているため、死後1週間程度まで火葬するのに時間のかかることが多い。

これでは腐敗してしまう恐れがあるため、エンバーミングによって遺体の劣化を防ぐのだ。
エンバーミングはエンゼルケアのような応急処置をするだけではなくて、さらに科学的に確かな方法で長期間保存できるような状態にするのだ。
具体的には遺体の内部の体液や血液などを吸引して、防腐剤を注入する。

これによって、長期間そのままの状態で安置したとしても、遺体が腐ることはないのだ。
ただし、日本においてはエンバーミングはそれほど一般的なものではないため、希望するならば事前に調べておこう。
また、保険適用外のため全額自己負担で20万円から30万円程度のお金を支払う必要がある。

エンバーミングをする専門技能を持つ人のことをエンバーマーと呼ぶのだが、日本にはごくわずかしか存在しない。
欧米では一般的な方法であるエンバーミングはこれから都心部を中心にして広まっていくだろう。